第3回練習会でおこなった交通信号方式によるスピードコントロールを実際の森の中でおこないました。
メインは2.3km×2本です。
これらの他にコントロールピッキング[1km]とエクストラのサーキット[2.3km]を用意しました。(こちらは通常の地図です)
今回のメインコースはそれぞれ2種類の地図を組み合わせて使います。
地図(1)はスタートとコントロールに設置、各自は地図(2)だけを持って走ります。
コントロールで地図(1)を暗記して地図無しで走り、次のコントロールのアタックポイントで地図(2)に切換えます。
コース図を以下に示します。
コースは複数のルート取りが存在するレッグを避け、単純に青信号区間→黄/赤信号区間となるように設定しました。
(メインコース1の2→3のみ、出戻りを防止するショートレッグとなっています)
また通常地図のコントロールピッキングと追加のサーキットコースも示します。
成績・ラップ解析・レッグ分析などを以下に示します。
計画では2本目以降にランニングオブザベーションをおこなう予定でしたが、コースの難易度が少し高すぎたため1本目の帰還時刻が揃わずフリーランのサーキットトレーニングとして実施しました。
Training_simamatu | |||
2012年07月08日 [走れ!島松環境保全地区] | |||
メインコース1 | 成績 ラップ解析 レッグ分析 チャート | 2.4km ↑90m | 松本 0:19:54 |
メインコース2 | 成績 ラップ解析 レッグ分析 チャート | 2.3km ↑75m | 松本 0:18:25 |
コントロールピッキング3 | 成績 ラップ解析 レッグ分析 チャート | 1.07km ↑35m | 岡本 0:08:42 |
エクストラ4 | 成績 ラップ解析 レッグ分析 チャート | 2.38km ↑85m | 松本 0:22:35 |
出力日時 : 2012/07/12 07:42 |
今回はかなり制限された地図で走ってもらいました。
しかしこれだけの情報で充分に完走出来ます。(実際には表示されているよりも少ない情報しか読み取っていないでしょう)
そして地図を細切れに提示することにより青信号区間・赤/黄色信号区間を切り換えるように誘導してみました。
地図上にたくさん記載された情報を選別し、必要最小限だけを読み取るのがオリエンテーリングの地図読み能力です。
上手く走れたでしょうか?
今回のコースで設定した青信号区間のパターンを分類してみます。
コントロール間のルートを選択するにあたってはいろいろな要素を加味して決めます。
これら以上に重要なのが、地図との照合回数の少ないルート、言い換えれば青信号区間を長く取れるルートです。
青信号区間の持ちパターンを増やし、青信号区間を長くすることによりオリエンテーリングは速くなります。
青信号区間を長くするとなぜ速くなるのか?
やはり地図と現地の照合動作を行うと走るスピードが落ちます。地図を読まなくても現在地を見失う心配が無いならば、そのまま走った方が速いです。
では地図を読まずに走れる青信号区間で何をするのか?
ランナースタイルとナビゲータースタイルはどちらが速いと決まっているわけではありません。両方試してみて自分の気に入ったやり方を見つけるのが大事でしょう。
状況によって戦略的に使い分けることも必要です。(レース前半は地図の先読みに徹して、後半はひたすら走る、とか)