今回のメニュー内容は2011年・2013年・2014年の第2回練習会と同じです。
一部だけ例を記入した課題図(縮尺1/10,000を1/5,000に拡大)に各自で尾根線・沢線を書き込み
尾根・沢と地図(1/5,000)を照合しながら現地を移動(〜1.5時間)
推薦の地形を中心に各自で地形を確認
最後は1/10,000地図を持って開始地点に戻りました。ここまで地形を見やすくするために1/5,000に拡大した地図を使いましたが、縮尺が変わると地図の見た目もだいぶ変わります。いちど通った部分なので1分間隔で一人づつスタートしています。地図には460mのショートコースを参考に記載しました。(フラッグ設置・タイム計測無し)
尾根・沢は重要な線状特徴物ですが、等高線表示では断続的に表されるため慣れない人にはラインとしての方向・繋がり方を読み取り難いところがあります。 今回はテレイン"切羽緑風"の等高線が特に入り組んだ場所を選び、尾根・沢に沿った線を地図に書き込むことにより等高線から線状特徴物を読み取る練習をしました。
尾根線/沢線で地形を表現すれば線状特徴物としての把握は容易になりますが、等高線表示には別の利点があります。 尾根(沢)の幅(広さ)・高さ(深さ)を表現できる点です。 これを実感し、等高線の曲がり具合から尾根・沢の形を予測できるようになるために、地図を地形を照合しながら現地をゆっくりと歩きました。
普段のオリエンテーリングでは読み飛ばしてしまうような微細な地形を逐一照合しながら歩くことで等高線表示への理解が深まります。 (同様なことはO-Mapの地図調査でも学習できます。これが自分達で地図調査をおこなう意義でもあります)