練習会 2015 第1回報告

日時:

2015年4月11日(土) 14:00〜16:30

テレイン:

平岡公園 (札幌市清田区)   [縮尺 1:5,000, 等高線間隔 2m]

コースセッター:

宮川

参加者:

山崎、吉本、岡本将志、昆野、小原、泉、白石、坂井、西方、榊原、岡本仁志、吉岡、林、柏木、西田、久保田、松本龍之介、細井 (敬称略)

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クロスカントリータイムトライアル

本年度最初の練習会新企画としてクロスカントリー・タイムトライアルをおこないました。
平地のランニングではなく、実際のオリエンテーリングに近いアップダウンのあるコースでのタイムアタックです。他人との比較ではなく、走り込みによる自分の走力向上が感じられるように2〜3ヶ月おきに同一コースで記録を残したいと思います。オリエンティアらしく途中にパンチ台を設置して区間タイムも計測しています。これを基に、登り区間・下り区間・平地のタイム比較もおこないました。
コース図を以下に示します。実走行距離: 2.09km・登距離: 80m・アップ率: 4%、コントロールを直線で結んだコース距離: 1.65km・アップ率: 5%、となっています。一番コントロールと最終の10番は共通です。路面は舗装道路・整地された山道・階段・細い山道と様々ですが、道を外れた直進区間はありません。

成績・ラップ解析・レッグ分析などは以下にあります。
最初にウォーミングアップとコース確認を兼ねて計測せずにゆっくりと回り、その後タイムアタックとして複数回走っているので、名前の後に回数を追記してあります。
吉岡さん・柏木君はパンチミスがあります。もう少ししっかりとユニットにセットしないとe-Cardに記録が残らないようです。

コースのうち、スタート-1/5-6を平地区間(473m)、1-2/3-4/6-7/8-9/10-Fを登り区間(712m)、2-3/4-5/7-8/9-10を下り区間(907m)としました。各区間の合計時間を左の表に示します。

通常のオリエンテーリングとは異なり、今回は全員が同じルートを走っています。そこで上記の区間毎に速度表示にしてみました。単位は1km当たりの時間(いわゆる"キロタイム")になっています。さらに区間毎の1〜6位を濃い青、7〜12位を薄い青でマークしてあります。

1位の岡本さんと比べると、白石君・泉君は平地区間・登り区間では遜色ないスピードで走っていますが、下り区間で大きく差を付けられています。

また下り区間の区間順位はトータルの順位とだいぶ異なっています。松本龍之介君・細井君はどうやら登り・平地で足を温存して下り区間に勝負をかけていたようですが、4分40秒/km前後のスピードはなかなかなものです。
次回のタイムトライアルでは「下りを頑張ろう!」と考える方がいらっしゃると思いますが、その場合はテーピングの使用を強くお薦めします。通常のオリエンテーリングにおいても、直進の下りなどで「停ろう!」と思って制動をかけた時の安定感が圧倒的に違います。

各ラップが、登りが速いのか?下りなのか?を検討してみました。
まず全区間の平均速度を基準とすると平地/登り/下りの各区間の平均速度はどれくらい変わるのかを、上位7本のラップを平均して比較しました。その結果、平地区間は全区間速度より20%速くなっています。登り区間では19%のダウン、下り区間は4%の微増でした。
次に各ラップで同様に全区間平均に対し何%変わっているかを求めたのが左の表です。上位7本平均より5%以上良い区間記録を緑色で、5%以上悪い記録を赤でマークしました。登りの赤マークは予想通りです。