練習会 2011 第3回報告

日時:
2011年7月18日(月) 11:00〜16:30
テレイン:
美々牧野 (千歳市美々)
コースセッター:
宮川
参加者:
重田、田川、崎原、辻本、松本、青木、昆野、横山、野坂、宮川、道塚 (敬称略)
メニュー:
サーキットトレーニング(5本)

2km前後のショートコース3本とコントロールピッキングコースを2本用意しました。
コース1を基本として、このコースのチェックポイントとなる部分にフラッグを設置してコントロールピッキングとしました。(コース1-a/1-b)


コース1のS->1は尾根・沢を直角に横切るレッグです。このレッグには直線的に進むルート(1-a)と北に沢を迂回して登りを減らすルート(2-b)があります。

1->2は尾根を下ってから沢の斜面沿いに進むレッグ、2->3は繋ぎのショートレッグでルート選択の余地はありません。

3->4・4->5・6->7は尾根・沢に沿って上り下りするレッグです。コース1-aと1-bでそれぞれ尾根回りと沢回りのルートを振り分けてあります。今回のテレインでは沢が南北にまっすぐ伸びており主沢/枝沢の違いも明瞭なので、沢回りの方が易しくなっています。

コース1aの8->12のように幅が広く平らな尾根を進む場合は、左右どちらかに寄って傾斜の変換点(俗に言う"尾根の肩")沿いに枝沢を確認しながら走るか、平地と同様にコンパスと歩測で走るのが良いでしょう。通行可能度B程度の藪(コース1-aの10番・11番)はハイスピードで走ると見落とす可能性が高いです。(参加者は実感できたと思います)

またコース1bの10->12のように沢が食い込んで折れ曲がった尾根では、地図を正置しての方向確認を怠るとトンデモナイ方向に逸れていってしまいます。

念の為に。
どんなテレインでも沢回りの方が易しいわけではありません。沢が複雑に分岐している所では簡単に枝沢に迷いこむことがあります。


コース2は1->2が面白いレッグです。大まかに分けても3通りのルートがあります。

  1. まっすぐ直進
  2. 真ん中の沢を6番の上まで登ってから2番を目指すルート
  3. 直進より南東寄り、5番の北(Bヤブの南)あたりを通って早めにコントロールのある沢に出て北に詰めていく

2->3は沢を降りるより、尾根の東側の肩沿いに走る方が速いでしょう。

5->6は沢に降りるタイミングをいろいろ選べます。(個人的には6番のやや手前で沢に降りるのが安心と思う)


1->2は三つの選択肢があります。

  1. 湿地の北を通って直進するか?(直進をやや北側にズラして沢に降りたら南に走るのが安全)
  2. 遠回りだけれど尾根を南に下って道を走り池の東から尾根を超える(これもやや北にズラして沢に降りてから南に走る感じで)
  3. 同じく4番あたりまで道を走り、広くて緩い沢を登って尾根を超え降りたら北に走る

4->5も

  1. 2番を狙って尾根を超え、沢から(コンパスをセットして)尾根を登りまっすぐ進む
  2. あるいは直進(細かく言うと、正置だけでラフに尾根に登り、東側の尾根の肩まで来たらちょっと北に走って枝沢で現在位置を確定し、コンパスをセットして5番に直進)

5->6、6->7はコンパスと歩測で直進が一番速いと思います。


初版:2011年7月20日 最終更新:2011年8月2日