Purple Penは2008年から開発が始まったオリエンテーリングのコース設定に特化したフリーソフトウェアです。
第1回留年練習会運営責任者・「広げよう留年の輪」創始者の東條さんにより日本語化されています。
以下のWebページからダウンロードできます。(2017.4.19にVer. 3.0.0リリース)
OCAD及びOpenOrienteeringMapperの地図データを下絵として開き、その上にコースを描いていきます。
操作は非常に直感的です。
△・○・◎等のアイコンをクリックし、地図の上で再びクリックすることでコントロールを配置できます。コースの設定は、先に全コントロールを作成して必要な○を選んでいく方法と、コントロールを新設しながら組んでいく方法のどちらでもできます。(もちろん後からコントロールを挿入したり、削ったりもできます)
コントロール位置説明は該当欄をクリックしてアイコンを選択することで設定できます。
残念ながら、現時点では"MS P 明朝"や"MS ゴシック"等の名前に漢字が含まれているフォントを認識できず、すべて"MS UI Gothic"に置き換えられてしまいます!!
(フォントは変わりますが、日本語表示はされます)
まずは試してみて頂こうと思い、PurplePenのコースデータとOCAD地図データのファイルを用意しました。2017/4/23に開催した北海道協会大会2016で使用したデータです。
「PurplePenサンプルファイル」(2016_Hokkaido_Orienteering_Association_Comp.zip)をダウンロードして下さい。
zipファイルを展開すると"北海道オリエンテーリング協会大会2016.ppen"と"BibiBokuya.ocd"が出来ます。
PurplePenをインストールしてから北海道オリエンテーリング協会大会2016.ppenをダブルクリックすると、「見つからないフォント」という警告パネルが表示されますが、構わずに"OK"ボタンを押すとソフトが起動します。(この時点でフォントがMS UI Gothicに置き換えられます)
あとは、既存のコントロール位置を動かしたり、ディスクリプションを書き換えてみる。あるいは新しいコースを追加してみるなどして試してみて下さい。
現時点では前述のフォント回りの問題もあり、作図者の意図したデザインをきちんと利用できないので大規模な大会に利用する必然性はありません。しかし無料でオリエンテーリングのコース図を印刷できるのは魅力的です。有償のOCADやコース設定機能を実装しないOpenOrienteerMapperが無くても大丈夫です。練習会用のコース作成や、個人でのコース組み検討には充分に使えます。